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姫路歌会記 5月は休みます 今月は5月11日に開催された、第一回書写山全国短歌大会の内容をお知らせします。
大会朝11時、円教寺会館に全国から歌人400名が参加して開かれた。午前中は馬場あき子さんが「和泉式部の恋」と題して講演した。
馬場さんは、和泉式部は日本で最高の歌人であり、女流の歌人の中で和泉式部を超える歌人はいないと言い切った。
「冥きより冥き道にぞ入りぬべきはるかに照らせ山の端の月」の歌を理解すれば、彼女の恋の歌がおおかた分かるという。そして式部の結婚と恋愛経歴をたどって見せた。夫がありながら皇族と恋愛し、そして彼の死後はその弟との恋におちる。さらにより強い男を求めて恋の遍歴を重ねた。馬場さんは男たちの武勇の話なども紹介した。現代になぞらえた男女関係の話も興味深かった。それぞれの節目節目に式部が詠んだ歌を馬場さんはかみくだくように解説した。
彼女の恋は、求めても求めても求められない、そして人を求め教えを求め心を求め魂を求めた和泉式部がいた。その原点が冒頭の「冥きより・・・」の歌につきると結んだ。
午後は応募作品について入賞、入選作品の発表と講評、授賞式があっ