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猫の甲状腺機能亢進症 2008年05月11日(日) 17時45分 老猫に多発!!食べても食べてもやせてくる
今回も老猫に多い病気だ。内分泌疾患としては猫で最も多いといえる。喉にある甲状腺からホルモンが分泌され過ぎてしまうことにより起こる。厳密に言うと異なるが、若い女性に多いといわれるバセドウ病と同じよう考えてもらってよい。治療法にも同じ薬を用いる。
症状
食べるのにやせる、目がギラギラする、老齢なのにやけに活動的だ、よく水を飲む、尿の量が多い、鼓動が早い、など様々だ。病気なのに「元気にみえる」という点で気づかれにくい。定期健診で偶然見つかることもよくある。
診断
触診、血液検査、心電図などから兆候をつかむが、ホルモン検査で確定する。最近では甲状腺ホルモンを老猫の健康診断の項目に取り入れている病院も多い。症状のところで述べたが、元気であってもこの検査は受けたほうが良い。
治療
抗甲状腺薬、外科手術のどちらかが選ばれる。外科手術後は再発、甲状腺機能低下症、上皮小体機能低下症のリスクもある。これらを考慮して手術適応の見定めは慎重を極める。
要点 家