テクノラティ バセドウ病ブログ検索
メイン | 簡易ヘッドライン |
FEED 単体表示



今、山田さんという患者さんを考えてみよう。彼はバセドー精神病に罹っている。バセドー病は甲状腺からチロキシンというホルモンが過剰に分泌されて、動悸がしたり異常な発汗などがある。
たまたま山田さんが引っ越した家が、近所の道路工事で車が迂回して、夜中に山田さんの家の傍の道路を通り、うるさくて苦しんだとしよう。山田さんは不幸にもバセドー病に罹っていたので、騒音にも過剰に反応して苦しんだ。さらに不幸なことに、山田さんは幼少期にいじめにあい、社会は敵意に満ちていると考えるようになっていた。このような状況で、山田さんは、夜中の騒音に苦しみ、これは誰かが自分に対して嫌がらせををしていると考えるようになった。妄想である。さて、山田さんを健康にするにはどうしたら良いのか。まず、バセド−病と云う体の病気を治す必要がある。さらに、彼の不幸な生い立ちから、社会は敵意に満ちているという不幸な信念を懐くようになったのを矯正してあげる必要がある。これは病院に隔離して治るものではない。対社会の問題だ。社会が暖かく山田さんと接して、社会に対する認識を変えてあげる必要がある。社会は決して敵意に満ちたものではないこと