バセドウ病の医療給付制度を知ってましたか? 投票してくれた72名、本当にありがとうございました。今回はこの制度についての記事です。
小児慢性特定疾患治療研究事業と呼ばれる制度があります。これは18歳未満の方が「小児慢性特定疾患」と認定された場合に、各自治体から給付金が出されるという制度です。
1年を基本に、1年で治らない場合は20歳まで継続して給付が受けられます。
給付額は、自己負担となる3割分の全額また一部で、負担割合は所得金額によって異なります(詳細は下の厚労省にページでご確認ください)。全額となるのは重症患者に認定された場合のようです。
申請などは実施主体となる各地方自治体に対して行います。
以下では札幌市を例にとってみます。
自治体でこのようなページが用意されています。(用意されていない場合は直接お役所までお問い合わせください。)
札幌市では、医療費の給付は「対象者の生計を主として維持する方(生計中心者)の課税状況に応じた自己負担額」となっているようです。
申請を希望される方は、申請書の他に意見書、意見書と呼ばれるものに、税金の金額を証明する書類、さらに源泉徴収票を添付して区役所の保健センターまで提出するとのことで、簡単な手続きとはとても思えません。
意見書と呼ばれるものを提出しますが、この意見書は小児慢性特定疾患治療研究事業で研究の基礎資料として利用され、給付を受けるには、必ずこれに同意する必要があります。
以上で説明したのは18歳、20歳未満の方への制度ですが、大人の方には高額医療費申請、医療費控除などがあります。これはバセドウ病以外の病気でも受けられますが、次回のニュースはその制度についての記事になります。
厚生労働省:小児慢性特定疾患治療研究事業の概要 -- 自己負担限度額についてなど
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