Re: 術後… 数年後… |
投稿者: わっちー 投稿日時: 2008-11-6 4:45:21 こんにちわ。 バセ暦約8年 わっちー(♂)です。 つい先日、手術を受けてきました。 甲状腺亜全摘出で、7g残してもらいました。 通常の方の甲状腺は20g〜25gくらいです。 質問に対して結論を言うと、一生飲み続けると思います。 以下長文ですが、なぜそうなのかの説明です。 まず甲状腺機能亢進症は、自己免疫疾患であり、自分の免疫機能が甲状腺を刺激して機能を亢進させるので、甲状腺は甲状腺ホルモンをどんどん出すために膨らんだりします。 手術で治療の場合は、 ・全摘出 ・超亜全摘出(2〜3グラム残す) ・亜全摘出(4〜6グラム残す) の用法があり、どれももともとの甲状腺の量からすると小さくなります。 これは、自己免疫による刺激がなくなったわけではないので、通常通りに残すと、また再発する恐れが高いからです。 6g以下だと、再発率は低くなります。 しかしながら、逆に切ったためにもともと出していた甲状腺ホルモンの量程にホルモンを出せない場合が良くあるそうです。 そのために、足りない分をチラーチンなどの甲状腺ホルモンを飲むことによって補っています。 手術後に残った甲状腺がどれだけ甲状腺ホルモンを出してくれるかは個人差が大きいので分かりません。 残したのに出なくなる人も居ます。 手術後の経過観察で、ホルモンの補充が必要か?またどのくらい必要か?を見ます。 1〜2ヶ月様子を見て、量が決まればあとは半年〜1年に1度くらい、必要な量が変わっていないか検査して、結果に応じて量を変えます。 全摘出によって、甲状腺機能が無くなった方、また術後甲状腺が機能しなくなった方は、甲状腺ホルモン剤を飲まなければなりません。 また、甲状腺はかろうじて動いているが、機能が足りない方も、甲状腺の機能が正常値まで回復するまで飲み続けなければなりません。(一生回復しないこともあります。) 場合によっては、手術時に副甲状腺をとった方、または残したが機能しなくなった方は、カルシウム剤もあわせて飲む場合もしばしばあるようです。 以上の様に、手術で治療する場合でもリスクはあります。 ちなみに甲状腺ホルモン剤は薬ではなくホルモンを補うサプリメントのようなものなので、副作用の心配はほとんどありません。 |