バセドウ病と妊娠、出産 [1] [2]
妊娠、出産等、治療をしながら、問題なく行うことができる。
赤ちゃんへのほとんど影響はほとんどない。奇形児が生まれる可能性なども、通常の妊婦と同じである。
- バセドウ病には遺伝性があるが、あまり可能性は高くない
- 赤ちゃんが亢進症の状態で生まれてくるときがある(可能性:1-2%)。これを新生児バセドウという
- 女の子は20人に1人、男の子は100人に1人の確率で将来、バセドウ病が発症する*1
- メルカゾールを妊娠初期に服用していた母親から奇形の赤ちゃんが生まれたことがある
- とても稀な場合である
- メルカゾールと関連性は明らかではない。他の原因も関わっていると思われる
- 授乳する場合は、抗甲状腺薬にチウラジール[13]を用いる
- メルカゾール[12]で治療を続ける場合は、授乳を少量に止めるか、また服用から授乳まで時間をおく
- 母親が亢進症の状態では、流産や早産の確率が高いと言われている
出産後、2,3ヶ月後にバセドウ病が悪化する場合があるので、体調に気をつけ、甲状腺の検査から忘れないようにする必要がある。
また未確認だが、産後に寛解したバセドウ病が再発する可能性がかなり高い、という情報もある。真偽の程は確かではない。