「ホスピタルダイエット」で甲状腺の健康被害
投稿日時 2007-11-21 13:50:54 | カテゴリ: バセドウお役立ち情報
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ホスピタルダイエットという痩せ薬で健康被害が報告されました。調べてみると数年前に問題になった痩せ薬が依然として販売されているようです。
今回問題となったニュースはこれ。
ホスピタルダイエットで体調不良の疑い/横浜市が発表【速報】
神奈川県のローカルニュースです。服用により、甲状腺ホルモンの数値が高くなる、つまり亢進症(バセドウ病)の症状が出たとのこと。どうしてでしょうか?
原因は成分中に甲状腺ホルモンが入っているから。つまり、人工的に亢進症の状態を作り出し、体重を減らしてしまおうという考えを持った、危険な薬なのです。
「危険」というのは脅しでも何でもなく、厚労省ではこの手の薬を入手・摂取しないように公式なアナウンスと調査報告を公開しています。
「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品
「ホスピタルダイエット」という名前のついた薬は、ものにより成分が違うようですが、他の薬なら飲んでも良い、という結論には至りません。
バセドウ病ダイエットのススメ。(嘘)*1にも書きましたが、確かにダイエットのような効果があるのは事実です。 *1 バセドウ病ダイエットのススメ。(嘘)
でも、気をつけなければならないのは、減った体重はいつか元に戻るし、それどころか多くの人は前よりも増えて返ってきます。
「ホスピタルダイエット」なるものを検討されている方、あるいは現在服用中の方。まずは厚労省の呼びかけに従い、お近くの医療機関で適切な受診をしてください。
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