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3 | Re: 新型インフルエンザの件 |
ゲスト |
momo 2009-10-8 5:50
[返信] [編集] 二児の母さん、こんにちは。 現在のところ、インフルエンザが重症化する可能性がある慢性疾患のリストには、いわゆるバセドウ病は入っていません(バセドウ病=免疫低下している状態ではないため)。 厚生労働省に感染すると重症化するリスクが高いグループとして各学会が挙げた疾患名・状態は、次のとおりです。 -------------------- ・小児科学会→基礎的な持病のある小児 ・産科婦人科学会→妊婦、産後6カ月までの女性 ・糖尿病学会→血糖コントロールができない1型糖尿病 ・循環器学会→慢性心不全患者 ・感染症学会→ぜんそく患者、ステロイド投与などによる免疫不全状態の患者 ・透析医学会→透析患者 ・腎臓学会→慢性透析患者、透析導入が近い腎不全患者、腎移植患者 ・臨床腫瘍学会→骨髄移植などを受ける人 ・神経学会→多発性硬化症などの免疫異常性神経疾患の患者 ・老年医学会→65歳以上で慢性呼吸器疾患などの持病がある人、糖尿病患者 ・肝臓学会→肝硬変患者 ・血液学会→すべての造血器腫瘍患者 ------------------ 一般にはこうした他の病気を持っていらっしゃったり、妊婦さん、1歳未満児の保護者等、他のリスクファクターをお持ちでなければ、優先接種者に入らないと考えられます。 今シーズンの新型インフルエンザワクチン数は限られているため、優先順位が決められていますので、これに漏れた方々が接種できるのは、かなり後になります。 検診はいつ頃でしょう? その段階でもまだ一般の人への接種は始まっていないかもしれませんから、ご心配でしたら検診時にご相談でも間に合うかもしれません。(ちなみに、ワクチンを打っていたからといって絶対にかからないものではありません。重症化をさける+流行の拡大を抑えるといった目的がありますが、実際には今年のピークに間に合うかどうか…) ちなみに、ワクチンは、異物を身体に入れることになるので多かれ少なかれ副反応もあります(ちょっと赤く腫れたというものから、相当重いものもあります)。 最終的にはこうした副反応と新型インフルエンザに感染したときの重症度に関わるリスク等を勘案して、個人個人で接種するかどうかを決める必要があると思います(もちろんかかりつけ医とご相談の後に)。 私は、というと…。。 イマイチ、接種には消極的かなぁ〜(笑)。 加えて、ワクチンは10mLという小瓶になって、少なくとも20回は注射器を出し入れするタイプのものが一部に出回ることになるので感染症とか雑菌の混入が心配される事態になっているということもあるので…(厚生労働省が数をワクチン数を増やしたいためにこうなりました)。 個人的には、できる限り予防(頻繁な手洗いや、感染の機会を減らす、人と接するときは2メートル離れる等)をして、健康を保つ(よく寝てよく食べる?w)ことに力を入れようと思っています♪ あ、それから…。長いですね(笑)。 新型インフルエンザは、いま主に子ども〜中高生〜大学生あたりの若い人の間で流行していますが、考えられないほど親御さんには感染していません。 不顕性感染といって、症状が出ないけれど感染しているのかもしれませんが、なぜか会社で集団感染した、というニュースはあまり聞かれないですよね。小規模な感染はあるのですが、学校とかのほうが爆発的に集団感染していますよね。 ですので、親御さんが先にかかるという可能性より、お子さんがかかるという可能性のほうがよっぽど大きいと思うので、もし接種をお考えでしたらお子さんのほうを優先なさるといいかもしれません。 季節性インフルエンザでは、小さな子どもしか見られないインフルエンザ脳症ですが、中高生であっても発症している例がみられますから、少し上の子どもさんも、接種を検討なさるといいと思います(上述したように両方のリスクを勘案しながら最終的にはご自身の責任で決めるように、と国も言っています)。 一般には、感染してもほとんどが軽症なのは事実です。ほとんどの人は、早期発見・早期治療で季節性のインフルエンザ同様回復します。 でも、ごくごくわずかながら健康な成人の方が重症化・亡くなることもあるので、警戒を緩めるわけにはいかないというウイルスです(季節性のインフルエンザよりは、肺でのウイルス増殖能が強いウイルスで、重症肺炎を起こす可能性があります)。 私たちにとっては、どう対峙していくべきなのか、とても難しいウイルスですよね。 |
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