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2 | Re: 数値 |
wacch 長老さん ![]() ![]() |
わっちー 2010-7-25 4:55
[返信] [編集] こんにちわ。バセ暦約8年 わっちー(♂)です。 Tg抗体とTPO抗体は、ともに甲状腺の組織や成分に対する自己抗体で、甲状腺関連の病気の状態などを判断する時に参考にされる値です。 下記に詳細をまとめたものを記述しておきますので参考にしてください。 抗サイログロブリン抗体(antithyroglobulin antibody:TgAb) は 甲状腺濾胞内コロイド成分であるサイログロブリンと反応する自己抗体。 マイクロゾーム抗体と共に代表的な甲状腺の自己抗体。 自己免疫性甲状腺疾患が疑われる場合はTPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体) を同時に測定するのが望ましい。 橋本病での陽性率は75〜80%、バセドウ病では50〜60%くらいといわれる。 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(antithyroid peroxydase antibody:TPOAb)は 甲状腺自己抗体としてサイログロブリン抗体と共に代表的なもの。 従来は抗マイクロゾーム抗体といわれ、近年この抗体の主要抗原は 甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)であることがわかり、抗TPO抗体と呼ばれるようになった。 抗TPO抗体は細胞障害性があり、甲状腺組織の崩壊に伴う腫大(甲状腺腫)がみられる場合に まず測定される抗体である。 バセドウ病の90%、橋本病のほぼ100%で抗TPO抗体が高値を示す。 甲状腺ホルモン投与で低力価になることがあり、また妊娠や出産で変動することがある。 特に産後3〜6カ月で免疫抑制状態からの反跳現象で値が上昇することがある。 |
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